白髪を染めたい!髪が染まる仕組みとカラー剤使用時の注意点をご紹介

白髪を染めたい!髪が染まる仕組みとカラー剤使用時の注意点をご紹介

白髪を見つけた際、年齢を重ねたことも自覚して憂鬱になる方も多いのではないでしょうか。白髪対策として一般的な方法のひとつが、白髪染めです。

今回は髪が染まる仕組みとカラー剤使用時の注意点についてご紹介します。自宅で染める・サロンにて染める、均一に染めるなどがあります。白髪染めと一言でいっても、染め方にはさまざまな選択肢があるものです。これから白髪染めをお考えの方は、ぜひともこの記事を参考にしてください。

白髪はヘアカラーで染める

白髪はヘアカラーで染める

白髪は年齢を重ねるにつれ自然と増えるもので、増え方に個人差はあるものの遅かれ早かれ、すべての方が白髪になります。それが普通です。かといって白髪を増えるに任せて放っておくと、周りから「疲れて見える」「身なりに手を抜いている」と見られるのではないか、というご不安をお持ちの方も多いでしょう。

実際白髪が気になってきた方の多くが、そのまま放っておくことはせず、なんらかの対処をとっています。白髪対策として最も一般的な方法のひとつは、カラーリングです。白髪染めをお考えの方に向けて、まずは白髪がカラー剤によってどのように染まるのか、その仕組みを簡単にご説明しましょう。

白髪が染まる仕組み

白髪を染める際に用いるヘアカラーは「永久染毛剤」「酸化染毛剤」に、分類されます。一度でしっかり染まり、2~3か月程度色持ちするのが特徴です。シャンプーによる洗髪でも、色落ちしにくいとされています。美容院ではクリームタイプがメインです。しかし市販品では乳液タイプ・液状タイプ、泡タイプなどさまざまなテクスチャがあります。好みに合わせて選択可能です。

カラー剤は施術直前に、ふたつの液を混ぜて使います。アルカリ剤と酸化染料を含む1剤、過酸化水素を含む2剤です。混合液を髪に塗布すると、まずは1剤に含まれるアルカリ剤がキューティクルを開きます。酸化染料と、過酸化水素水を髪のなかに入れるようにします。

そして2剤の過酸化水素水が、髪に浸透した染料と化学反応を起こして発色するのです。これが髪の染まる仕組みです。ちなみにカラー剤は混ぜた直後から、発色反応が始まります。混ぜた状態で放っておくと時間の経過とともに、効果がなくなってしまうのです。使用直前に混ぜて、混ぜた後は間を置かずにすぐ使用することが重要です。

自宅で白髪を染める

白髪の伸びる速度は黒髪より早く、また目立ちやすいことから頻繁に染める必要が生じます。サロンに行く時間を確保することが難しい、費用の面から自宅で染めることをお考えの方も多いでしょう。しかしムラなく均一に染めるのは容易ではありません。以前染めた部分と新しく生えてきた白髪部分との境に、色の段差もできやすいのが実情です。

仕上がりの質の他にもカラー剤使用後の傷みが気になる方には、サロンでのヘアカラーおすすめします。サロンでは髪質に合ったヘアケアも並行して行ってもらえます。さらにカラー剤による衣類や部屋への汚れを掃除する手間もありません。

白髪を生かして染める

近年「グレイヘアー」という言葉を、多く耳にするようになりました。グレイヘアーとは、白髪を隠さない自然なヘアスタイルのことです。元の髪色に近づけようと染めるのではなく、個々の白髪の生え方に合わせた染め方をするのが、グレイヘアーの最大の特徴といえます。

グレイヘアーを目指すことで、頑張りすぎない自然体な印象を与えられるでしょう。グレイヘアーは周囲からの印象だけでなく、ご自身の気持ちの面でもよい影響をもたらします。従来のように白髪を隠すように染めていると、少し白髪が伸びてきただけでも憂鬱な気分になりがちです。一方でグレイヘアーなら白髪が増えてもストレスを感じにくく、白髪を生かした淡い髪色も楽しめます。

グレイヘアーを作るには、これまで染めてきた部分と新たに伸びてきた白髪が混在する状態を、1年ほど過ごす必要があります。そこで頼りになるのがヘアサロンです。サロンではカラーとカットのテクニックを組み合わせて、グレイヘアー移行期特有の白髪と染髪部分との境を、目立たせないようにできます。

他にもブリーチ(脱色)やメッシュ、あえて色落ちしやすいカラー剤を用いるといった方法があります。白髪とのコントラストを押さえられるのです。グレイヘアーを目指す方は、ぜひとも頼れるサロンと二人三脚で、グレイヘアー移行期を乗り切りましょう。

白髪を染めるときはカラー剤によるかぶれに注意

白髪を染める際に使うヘアカラー剤は、肌トラブルを引き起こすことがあります。主な症状としては赤みやかゆみ、発疹や腫れといったかぶれです。しかし症状が出る場所は頭皮だけに限りません。洗髪時のすすぎ液が触れるところであれば、どこでも症状が現れる可能性もあるのです。

おでこやまぶた・首筋や耳の後ろなども、白髪染め後に変化がないか注意しておくことが必要です。アレルギー症状が出るか否かは、体質によるところも大きいものでしょう。しかしその日の体調やホルモンバランスも、無関係ではありません。

以前使用して問題のなかったカラー剤だからといって、次回以降も大丈夫という保証はないのです。カラー施術中は、観察を怠らないようにしましょう。

カラー剤の使用を控えた方が良い方とは

カラー剤の使用を控えた方が良い方とは

カラー剤使用時のかぶれ症状の多くは、カラー剤に含まれる「酸化染料(1剤)」という、有効成分に対するアレルギー反応です。症状が現れたにもかかわらず、何度もカラーを繰り返していると次第に症状が重くなります。最悪の場合、アナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあります。アナフィラキシーショックの症状には咳や息切れ、めまいや動悸・血圧低下などがあるのです。

一度でもかぶれを起こしたことがある方は決して軽視せず、ヘアカラーの使用を控えることをおすすめします。過去にかぶれたことがある方以外にも、肌に異常がある方・血液疾患や腎臓病などの既往歴がある方は、ご注意ください。また何らかの体調不良が続いている方は、カラー剤の使用も慎重に行いましょう。サロンであれば、施術前によくカウンセリングを行うことが重要です。

まとめ

今回は髪が染まる仕組みと、カラー剤使用時の注意点についてご紹介しました。幅広い世代に対応してきた 美容室 フォーマイル 不動前 では、白髪にお悩みのお客様からもたいへんご好評いただいております。地域密着18年の間に積み重ねてきたグレイヘアーに対する施術ノウハウを使って、これからも白髪を楽しむ心の余裕を持つための、お手伝いに努めます。白髪にお悩みの方は、ぜひとも一度お気軽に足を運んでみてください。

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