【「ヘナ」の髪染めの実際の使用感は？ ヘナの特徴や魅力をわかりやすく解説】
髪を染める時、「ヘナ」は非常にメジャーな選択肢のひとつです。多くの人が「名前は知っている」、「使ったことがある」というヘナですが、その特徴やメリットはあまり細かく知られていないのが実情です。
そこでこのコラムではヘナの特徴やメリット、注意事項についてわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで髪を染める際の参考にしてください。
そもそもヘナってどんなもの？
ここではまず、ヘナがどんなものなのかについて説明していきましょう。
そもそもヘナって何？
ヘナは中近東やインド、アフリカなどのなかで、熱帯部分に自生している植物であるミソハギ科の指甲花（しこうか）を原料としています。日本に輸入されているのはインド産のものが多いですが、原産国インドでは女性が額につけるビンディーにも使われています（最近のビンディーはファッション性が上がってシールになっているものが多いようです）。また、髪を染めるほかに、マニキュアや服を染める材料としても古くから使用されています。
ヘナは髪を染める素材として日本より先に欧米で広く浸透しましたが、「化学的なものではないので髪に負担をかけない」という触れ込みで1980年代に日本にもいったん広まりました。しかし当時は色のばらつきがあることやカラーバリエーションが少ないことなどから、一時的な流行に終わったようなイメージがあります。
近年になって、技術の向上によって色も豊富になったことや、ナチュラル志向や環境に対する意識の高まりもあって、その価値が見直され一般的なものになりました。
ヘナが髪を染める仕組みは？
ヘナには葉の部分に含まれているローソニア・アルバ（ローソンともいう）というオレンジ色の色素は、髪のたんぱく質に絡み合って色を出す特性を持っています。たんぱく質に反応するので爪や皮膚も色が変わりますから、自宅でヘナを使って髪を染める時には手袋などをするなどの配慮が必要です。
ヘナの特徴とメリット
ここではヘナの特徴とメリットを前の項目より詳しく説明していきましょう。
ヘナを使って髪を染めるメリット
ヘナは天然のものなので髪や頭皮に負担を与えず、人にも地球環境にも優しいこと、染めるだけでなく髪にしっとり感を与えてくれることなどのメリットがあります。
ヘナを使うことでパサついた髪でもしっとり感が出るのは、髪に色がつく際に周囲の水分を髪に取り込んでくれるからです。さらに、髪の主成分であるケラチンはたんぱく質の一種ですが、ヘナに含まれているローソニア・アルバはケラチンを強くしてくれる効果もあります。そのためヘナは弱った髪にコシも与えてくれるのです。
また、ヘナは髪の表面にあって美しさを保つキューティクルを引き締める作用もありますから、髪を染めることでツヤが出ますし、髪同士がこすれて傷つくことも軽減してくれます。
化学的な薬剤を使ったカラーを使うと髪が傷んだりぱさぱさになったりすることもありますから、ヘナはまさに真逆のものと言えますね。
ヘナは白髪に対して色がつきやすい特徴を持っているので、白髪染めに最適です。髪の色素に作用することはできないので、黒髪をはっきりと明るくするように染めたいという方にはあまり向いていませんが、自然な髪色にしてくれるメリットがあります。
ヘナを使う際の注意点
一般に「ヘナ」と書かれていてもすべての商品が天然成分のみで作られているとは限りません。完全にナチュラルなヘナは鮮度が低いと発色が悪くなるので、早く使い切りましょう。天然のヘナは、髪質によりますが何度か使うことでしっかり発色する傾向があります。一回で効果が薄いと感じてもあきらめず、3～4回使ってみてください。
100％天然でないヘナには、ジアミン系のものやHC染料系のものがあります。ジアミン系のものは髪の内部まで深く浸透するので髪を染める効果や持続力はありますが、ヘナの含有量はあまり高いわけではありません。
HC染料をプラスしたヘナは、化学的成分は含んでいますが髪や頭皮に優しい特徴があり、比較的色味を強く出してくれる効果があります。黒髪にも深みのある色を出してくれて、白髪には色落ちしやすい傾向はあるものの深くて濃い色を付けてくれます。
まとめ
知っているようで実はあまりよく知られていない髪染め・「ヘナ」について、特徴やメリット、使用上の注意点などをまとめました。
美容室 フォーマイル は、品川区西五反田にある美容室です。当店にお越しの際は東急目黒線をご利用いただければ不動前駅から徒歩1分で到着できます。
当店でもヘナを使ったカラーは得意としており、一般的なヘナだけでなくノンジアミンで髪と頭皮に優しい100%天然ヘナ（化粧品登録）も扱っています。ヘナを使った髪染めをお望みの方は、ぜひ美容室 フォーマイル にお任せください！
